フェイスブックは実名であることが多いので、「あの人、どうしているのかなぁ。
」と名前で探すと近況がわかることがあり、とても便利ですね。
私はアカウントがあり、書き込みはたまにしかしていないのですが、とても印象に残る出来事がありました。

以前、ある写真家Aさんにとてもお世話になったことがありました。
私も写真を勉強していて、ある写真専門誌で知り合って、いろいろなことを教えていただきました。
5年ほど交流がありましたが、私自身あまり写真を撮らなくなったこともあり、お会いすることはなくなりました。

当時Aさんは40歳位で、独身でした。
独身を楽しんでいるようにも感じましたが、ある時「自分が病気になって、もし一人だったら見つけてもらえなくて、寂しく死んでいくかもしらない。
それを考えるととても怖くなるから、その時のためにも、誰かに近くにいてほしい。
」としみじみと語っていたことがありました。

その後、20年近くの歳月が過ぎました。
ある時ふと、Aさんを思い出しました。
そしてフェイスブックで名前から探してみたのです。
そしてAさんが脳出血で植物状態になっていることを知りました。
Aさんはご結婚されていてお子様がいらっしゃいました。
そして奥様がフェイスブックの中で、Aさんが病に倒れた日からのお話を綴っていたのです。

Aさんは植物の写真がとても上手で、作品を多く残されていました。
神秘的で、植物と静かに対話をするような写真。
そのフェイスブックページにも多くの写真をアップしていて、とてもなつかしく思い出しました。
Aさんはご自分で予言してたように脳出血になり、近くにいらっしゃる奥様に助けられ闘病をされていたのです。
撮っていた写真に、Aさん自身の未来予知を感じるものがいくつかあることに気がつきました。
もう意識がなく、ただ生きているだけの状態。
奥様のページにはAさんの病状や変化など様々なことが書き込まれていました。
私は奥様との面識はなかったのですが、Aさんの様子が気になって、ページを時々見せていただくようになりました。

私のように、全く交流にない相手でもSNSを通して近況を知ることができるのは、とても不思議な感じがします。
「あの人、どうしているのだろう。
」ということに答えてくれるのです。
私は自分の存在は知らせることはなく、そっと見守っていました。
しばらくしてAさんは亡くなり、心の中で冥福をお祈りしました。

フェイスブックが与えてくれた、ある方との最期のお別れ。
インターネット社会の現代ならではの体験で、深く印象に残っています。

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